愛する婚約者様のもとに押しかけた令嬢ですが、途中で攻守交代されるなんて聞いてません!
「朝から君の顔が見られて俺は嬉しい」
「……っ!」
はい、本日一発目のクリティカルヒット! あの旦那様が! 頑固で他人をあまり寄せ付けない旦那様が! こんなことを言うようになってしまったのです!
こんなこと言われてしまったら平常心じゃいられないでしょう? 嬉しくて舞い上がっちゃうでしょう? ただでさえわたくしは旦那様のことが大好きなのに! これ以上好きになったら身がもたないわけですよ!
「ちょ、朝食ができましたよ! 冷める前に早くいただきましょう?」
ですからわたくしは、必死で平気なふりをしております。一生懸命、これまでどおり『押せ押せ』なわたくしを貫こうとしております。
だけど、残念ながら、わたくしの動揺は旦那様にバレバレみたいなんです。
「今日は俺の着替えを手伝ってくれないのか?」
「…………っ!」
はい、二発目! まったく、なんてことを言ってくれるのでしょう!?
「……っ!」
はい、本日一発目のクリティカルヒット! あの旦那様が! 頑固で他人をあまり寄せ付けない旦那様が! こんなことを言うようになってしまったのです!
こんなこと言われてしまったら平常心じゃいられないでしょう? 嬉しくて舞い上がっちゃうでしょう? ただでさえわたくしは旦那様のことが大好きなのに! これ以上好きになったら身がもたないわけですよ!
「ちょ、朝食ができましたよ! 冷める前に早くいただきましょう?」
ですからわたくしは、必死で平気なふりをしております。一生懸命、これまでどおり『押せ押せ』なわたくしを貫こうとしております。
だけど、残念ながら、わたくしの動揺は旦那様にバレバレみたいなんです。
「今日は俺の着替えを手伝ってくれないのか?」
「…………っ!」
はい、二発目! まったく、なんてことを言ってくれるのでしょう!?