愛する婚約者様のもとに押しかけた令嬢ですが、途中で攻守交代されるなんて聞いてません!
(旦那様は……もう仕事に戻っているんだろうな)
しょんぼりしていたら、後ろから誰かに肩を叩かれます。すぐに振り返ったら、そこには――
「旦那様!」
「……おつかれ、クラルテ」
旦那様です! 旦那様がいらっしゃいました! 先程までの殺伐としていた気持ちが嘘のように晴れやかになっていきます。
「嬉しい! わたくし、すっごく旦那様に会いたかったんです!」
会いたかった――それに、本当は今すぐ旦那様に抱きつきたい。あのたくましい体にギュってしたら、午後からも頑張れそうだなぁって。癒やされるに違いないと思うんですが。
「その……」
「……?」
「実は午前の訓練が長引いて、これから食事をとるところなんだ。だから、もしもクラルテがまだ食事をしていないなら……」
「まだです! 行きます! わたくしも是非ご一緒させてください!」
しょんぼりしていたら、後ろから誰かに肩を叩かれます。すぐに振り返ったら、そこには――
「旦那様!」
「……おつかれ、クラルテ」
旦那様です! 旦那様がいらっしゃいました! 先程までの殺伐としていた気持ちが嘘のように晴れやかになっていきます。
「嬉しい! わたくし、すっごく旦那様に会いたかったんです!」
会いたかった――それに、本当は今すぐ旦那様に抱きつきたい。あのたくましい体にギュってしたら、午後からも頑張れそうだなぁって。癒やされるに違いないと思うんですが。
「その……」
「……?」
「実は午前の訓練が長引いて、これから食事をとるところなんだ。だから、もしもクラルテがまだ食事をしていないなら……」
「まだです! 行きます! わたくしも是非ご一緒させてください!」