イケメン御曹司に求婚されてます!?〜前世の恋人は今世では私を離さない〜
〇愛羽の家
いつの間にか家に着き、愛羽は鍵でドアを開けた。
愛羽「ただいま、、、えっ!?」
入ってすぐの部屋にお母さんと“あの”金髪の青年がいることに驚く愛羽。
お母さんは仕事のはずだし、青年に関してはなぜいるのかが分からず、思わず目を擦る愛羽。
お母さん「もぅ!慧くんったら褒め上手ね!」
慧「はは、よく言われます」
愛羽が帰ってきたことに気付いていないのか、談笑を続けている2人。
愛羽「お、お母さん、、?仕事は、、?それに、なんでその人が家に、、?」
お母さん「あら、愛羽。おかえり。ちょうどいいところに帰ってきたわね!」
慧「おじゃましてます、愛羽さん」
お母さん「仕事中に慧くんが来てどうしてもって言うから途中で抜けてきちゃった!」
愛羽は母の言っていることがよく理解出来ず、頭に大きなハテナを浮かべた。
慧「僕が愛羽さんとの結婚のことをお母様に話したんです。許可は頂きました。あとは愛羽さん本人から承諾してもらうだけです」
愛羽「え!?、、き、許可!?」
あまりに飛びすぎた会話についていけず、オウム返しになる愛羽。
そんな愛羽の傍にお母さんが来る。
お母さん「聞けば一ノ瀬財閥のご子息で、借金も返済してくれたみたいじゃない。逃す手はないわよ」
そう、耳打ちをしてくるお母さん。
愛羽「でも結婚なんて、、、」
てっきり何かの冗談かと結婚のことを特に気にも留めていなかった愛羽は困惑していた。
慧「あとはこの結婚届を役所に出すだけですよ」
1枚の紙をひらひらと見せてくる青年。
慧「あ、あと結婚届を出したあとは同棲することになっています」
愛羽「私はあなたの名前もまだ知らないんですよ?それに、今朝知り合ったばっかりなのに、、、」
御曹司なら美女が群がってきそうなのになぜ今朝会ったばかりの私を選ぶの、、?
疑問ばかりが浮かんでくる。
慧「あ、確かにまだ名乗っていませんでしたね。僕の名前は一ノ瀬 慧です」
愛羽「け、慧さん、、?」
慧「呼び方はなんでもいいですよ。何故愛羽さんを選んだのか、、、ピンと来てないようですが、僕は愛羽さん以外は考えられません」
慧「最初は僕に恋愛感情がなくていいんです。少しずつ僕のことを知って、いつか僕のことを好きになって貰えたら、、、」
だから、、、と、ひと呼吸置く慧さん。
慧「僕と結婚してください」
その言葉に、不覚にも胸の高まりを感じる愛羽。
今まで借金に追われ続ける毎日で恋愛なんてしている暇がなく、ろくな恋愛経験が無かったからだろうか。
どうせ今後もろくに恋愛ができないなら、この結婚を引き受けるのもアリかもしれない、、、。
愛羽「、、、わかりました。結婚しましょう。でも、、1つ条件をつけさせてください」
慧の目を真っ直ぐみる愛羽。
慧「条件?、、、なんでしょうか」
愛羽「今まで通り、学校に通わせてください。大学にも、行くつもりです」
そんな愛羽の条件を突きつけられ、きょとん(?)とする慧。
慧「ええ、言われなくてもそのつもりだったので大丈夫ですよ。もちろん学費も負担します」
お母さん「じゃあ決まりね!さっそく婚姻届を出しに行っちゃいなさい!」
愛羽は、見たこともないくらい明るい顔で笑うお母さんを見て、結婚を承諾してよかったと少しだけ思った。
いつの間にか家に着き、愛羽は鍵でドアを開けた。
愛羽「ただいま、、、えっ!?」
入ってすぐの部屋にお母さんと“あの”金髪の青年がいることに驚く愛羽。
お母さんは仕事のはずだし、青年に関してはなぜいるのかが分からず、思わず目を擦る愛羽。
お母さん「もぅ!慧くんったら褒め上手ね!」
慧「はは、よく言われます」
愛羽が帰ってきたことに気付いていないのか、談笑を続けている2人。
愛羽「お、お母さん、、?仕事は、、?それに、なんでその人が家に、、?」
お母さん「あら、愛羽。おかえり。ちょうどいいところに帰ってきたわね!」
慧「おじゃましてます、愛羽さん」
お母さん「仕事中に慧くんが来てどうしてもって言うから途中で抜けてきちゃった!」
愛羽は母の言っていることがよく理解出来ず、頭に大きなハテナを浮かべた。
慧「僕が愛羽さんとの結婚のことをお母様に話したんです。許可は頂きました。あとは愛羽さん本人から承諾してもらうだけです」
愛羽「え!?、、き、許可!?」
あまりに飛びすぎた会話についていけず、オウム返しになる愛羽。
そんな愛羽の傍にお母さんが来る。
お母さん「聞けば一ノ瀬財閥のご子息で、借金も返済してくれたみたいじゃない。逃す手はないわよ」
そう、耳打ちをしてくるお母さん。
愛羽「でも結婚なんて、、、」
てっきり何かの冗談かと結婚のことを特に気にも留めていなかった愛羽は困惑していた。
慧「あとはこの結婚届を役所に出すだけですよ」
1枚の紙をひらひらと見せてくる青年。
慧「あ、あと結婚届を出したあとは同棲することになっています」
愛羽「私はあなたの名前もまだ知らないんですよ?それに、今朝知り合ったばっかりなのに、、、」
御曹司なら美女が群がってきそうなのになぜ今朝会ったばかりの私を選ぶの、、?
疑問ばかりが浮かんでくる。
慧「あ、確かにまだ名乗っていませんでしたね。僕の名前は一ノ瀬 慧です」
愛羽「け、慧さん、、?」
慧「呼び方はなんでもいいですよ。何故愛羽さんを選んだのか、、、ピンと来てないようですが、僕は愛羽さん以外は考えられません」
慧「最初は僕に恋愛感情がなくていいんです。少しずつ僕のことを知って、いつか僕のことを好きになって貰えたら、、、」
だから、、、と、ひと呼吸置く慧さん。
慧「僕と結婚してください」
その言葉に、不覚にも胸の高まりを感じる愛羽。
今まで借金に追われ続ける毎日で恋愛なんてしている暇がなく、ろくな恋愛経験が無かったからだろうか。
どうせ今後もろくに恋愛ができないなら、この結婚を引き受けるのもアリかもしれない、、、。
愛羽「、、、わかりました。結婚しましょう。でも、、1つ条件をつけさせてください」
慧の目を真っ直ぐみる愛羽。
慧「条件?、、、なんでしょうか」
愛羽「今まで通り、学校に通わせてください。大学にも、行くつもりです」
そんな愛羽の条件を突きつけられ、きょとん(?)とする慧。
慧「ええ、言われなくてもそのつもりだったので大丈夫ですよ。もちろん学費も負担します」
お母さん「じゃあ決まりね!さっそく婚姻届を出しに行っちゃいなさい!」
愛羽は、見たこともないくらい明るい顔で笑うお母さんを見て、結婚を承諾してよかったと少しだけ思った。