【短編】メルティングギフト
「そうだね。推薦で受けるから、2学期いっぱいはバタバタするかな。でも、万が一のことも考えて一般でも受けられるように予定立ててるから、確実に落ち着くのは来年以降だと思う」
口では予定を伝えながらも、頭の中では色んな言葉が飛び交う。
私のセンスを信じてくれているのは嬉しいけど、種類だけでもいいから指定してほしいな。
それかせめて、身につける物かそうでない物か、暖色系か寒色系か、とか。
さっき時間割くの申し訳ないって言ってたし、もう少し絞ってくれると探しやすいんだけど……。
「でも、さすがにテスト最終日はゆっくりしようと思ってるから! その時にプレゼント渡すね」
「わかりました。楽しみにしてます」
「ふふふっ、任せといて!」
後輩の前でかっこ悪い姿を見せたくなくて、言い出せなかった。
口では予定を伝えながらも、頭の中では色んな言葉が飛び交う。
私のセンスを信じてくれているのは嬉しいけど、種類だけでもいいから指定してほしいな。
それかせめて、身につける物かそうでない物か、暖色系か寒色系か、とか。
さっき時間割くの申し訳ないって言ってたし、もう少し絞ってくれると探しやすいんだけど……。
「でも、さすがにテスト最終日はゆっくりしようと思ってるから! その時にプレゼント渡すね」
「わかりました。楽しみにしてます」
「ふふふっ、任せといて!」
後輩の前でかっこ悪い姿を見せたくなくて、言い出せなかった。