やっぱり中身で勝負
今日も平日だが帰宅は23時を過ぎていた。
『一郎くんお仕事お疲れ様。肩凝ってない?マッサージしてあげようか?』
『じゃあ、風呂から上がったらしてもらおうかな』
『うん。』
お風呂から上がってきた一郎くんの肩はガチガチになっていた。
『コレ、筋肉なの?それとも凝りなの?』
『両方だな〜ハハハ』
『一生懸命頑張ってくれてありがとう。』
『こちらこそ、仕事と家事を頑張ってくれてありがとう。 あのさ沙緒里…』
『うん?』
『まだ半年先だけど、オレな…結婚式が済んだらさ〜すぐに子供が欲しいなぁ〜って思ってんだけど沙緒里の意見も聞きたくてさ…』
『もちろん。きちんと夫婦になったらそうしよ!』
『それとな、すっかり抜けてたんだけど新婚旅行は何処へ行く?』
『あ! ハネムーンか!忘れてたね。
何処にしようか〜
あっ、一郎くん、本場のラグビー観に行かない?』
『本場のラグビーって…イギリス?』
『イギリスなの?』
『発祥の地はイギリスだな。後は試合前に【ハカ】という儀式をするニュージーランドとか…オーストラリアも強いな。』
『オーストラリアかあ… ラグビーに、カンガルーにコアラちゃん…
イギリスは…テディベア、大英博物館…二階建てバス…バッキンガム宮殿かあ…
7月のオーストラリアは寒いけどヨーロッパより時差もあんまりないよね?』
『おお〜、オーストラリアいいねー。日本からチケット買って、真冬のオーストラリアでラグビー観戦しようか?』
『うん! コアラも抱っこしたい!』
『よし!任せておけ〜。ちびっ子たちのパーティー済んだら新婚旅行な。』
『うん。宜しくお願いします。英語もダメなので、スマホの翻訳機アプリを入れておきます。』
『ハハハ。沙緒里のリクエスト➕オレのリクエスト入れたツアー予約するわ』
『うん!』