愛じゃなくても恋じゃなくても(仮)その後
「タケピー店長と清香が来てくれるわ!よくもやってくれたわね!」
私はうずくまっている海野さんを蹴り続けました。
「あー。。。イタタタ。。。それはまずい。絶対に犯してみせるよ。」
私たちは睨み合いました。
「アーンパーンチ!」
私は奴の胸を殴りましたが、ちっとも効きません。
「あんっ。気持ちいいくらいだね。美月ちゃん。ふふふ。」
そう言って私の右腕を軽く掴んで、キスをしようとしてきました。
ヒョイ!
私は顔を動かしてそれをかわします。
優斗以外にキスとSEXされてたまるもんですか!
あ、もちろん同棲してるくらいだからちゃんとSEX経験済みです。
海野さんはまたもや掴んだ右腕を今度は壁にぶつけました。
ちょうどスイッチの場所だったようで玄関の電気がつきました。
「イッタ。。。くっそ、こうなったら!」
私は左腕で掴まれている奴の腕を捻ったり引っ張ったりしました。
「イタタタ!美月ちゃん、おてんばだねぇ。」
奴はそう言ってまた両腕を押さえてきました。
壁ドンてやつです。
「離して!やめて!」
そう叫んでる間に。。。
ガチャ!
「美月ちゃん、大丈夫か?」
タケピー店長と清香がやってきました。
タケピー店長は清香と私を守るようにしながら、海野さんに迫りました。
「あなた、ひつこいですわよ。もう美月は優斗君と同棲してて結婚する予定なんですのよ。」
清香も奴を睨んでいます。
ボコッ!
タケピー店長の右ストレートが奴の左頬にクリーンヒット!
海野さんダウン!
その間にタケピー店長は奴の上にまたがり、頭をボコボコとど突きました。
「清香ちゃん、これは警察に連絡や。110番して。」
「分かりましたわ。」
そして、ものの10分ほどで警察はやってきて。
海野さんは捕まっていったのでした。
「ありがとう!2人とも!」
「美月ちゃんは俺の可愛い優ちゃんの彼女やもん。当たり前や。」
「そうですわ。美月は親友ですもの。大丈夫でした?怖くありませんでしたの?」
「不思議と負ける気がしなかったわ。確かに怖かったけど。。。優斗が帰ってきたら抱きしめてもらうわ。」
2人はうんうんうなづいて、優斗が帰ってくるまで一緒にいてくれました。
< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop