恋は秘密のその先に
第十九章 思い出を胸に
「わあ、綺麗…」
翌日、12月25日のクリスマス。
真里亜と文哉は、セント・パトリック大聖堂に来ていた。
ミサに参列したい、と告げると、快く中に招き入れられる。
高い天井と壁一面に広がるステンドグラスを見上げて、真里亜は思わず感嘆の声を洩らす。
「あのバラのステンドグラス、なんて見事なのかしら」
「ああ、そうだな。ここにいるだけで、身が引き締まる。神聖な気持ちになるよ」
「本当に」
ネオゴシック様式の美しい装飾、7855本もある豪華なパイプオルガン、ティファニーがデザインした黄金の祭壇。
どれもが豪華で、荘厳な雰囲気に包まれていた。
やがてミサが始まった。
キリストの教えに気持ちを改め、パイプオルガンの音色に心を震わせ、賛美歌の美しさに胸を打たれる。
クリスマスとはこういう日なのだと、二人は身を持って感じていた。
夜はホテルの部屋でルームサービスを頼み、最後に甘いクリスマスケーキを食べる。
だがそのあとは、もっともっと甘い夜を二人で過ごした。
翌日、12月25日のクリスマス。
真里亜と文哉は、セント・パトリック大聖堂に来ていた。
ミサに参列したい、と告げると、快く中に招き入れられる。
高い天井と壁一面に広がるステンドグラスを見上げて、真里亜は思わず感嘆の声を洩らす。
「あのバラのステンドグラス、なんて見事なのかしら」
「ああ、そうだな。ここにいるだけで、身が引き締まる。神聖な気持ちになるよ」
「本当に」
ネオゴシック様式の美しい装飾、7855本もある豪華なパイプオルガン、ティファニーがデザインした黄金の祭壇。
どれもが豪華で、荘厳な雰囲気に包まれていた。
やがてミサが始まった。
キリストの教えに気持ちを改め、パイプオルガンの音色に心を震わせ、賛美歌の美しさに胸を打たれる。
クリスマスとはこういう日なのだと、二人は身を持って感じていた。
夜はホテルの部屋でルームサービスを頼み、最後に甘いクリスマスケーキを食べる。
だがそのあとは、もっともっと甘い夜を二人で過ごした。