恋は秘密のその先に
「Congratulations on your marriage !」
帰国して最初のキュリアス オンラインミーティング。
最初に皆にお知らせがあるの、と口を開いたカレンが、いきなり声を上げる。
「何?結婚?」
「え、誰の?」
と、画面の向こうで皆はザワザワする。
「マリアとフミヤよ」
カレンが答えると、オーマイガーッ!!と大きな声で皆が叫んだ。
「アベ・マリアが?フミヤと?」
「ああ、フミヤ。なんて君は幸せな男なんだ」
色んな国のモニター画面から次々と声が上がり、真里亜は慌てる。
「ちょっ、カレンさん!まだ結婚してませんってば!」
「あら、そんなの関係ないわよ。結婚するんでしょ?じゃあやっぱり、みんなでお祝いしないと。ね?」
カレンが隣のジョンに顔を向けると、ニコニコと祝福される。
「おめでとう!フミヤ、マリア。このプロジェクトチームからハッピーなニュースが聞けて私も嬉しいよ。というより、君達がまだ結婚していなかったことの方がびっくりしたけどね」
「いえ、ですから。まだ結婚してないんです」
「お祝いは何がいい?何でも言ってくれ」
「いえ、そんな。お気遣いなく」
英語で聞かれているのに、日本語で答えてしまう。
どうやらジョンは、真里亜の返事など気にしていないらしい。
ようやく落ち着いた他の国のメンバーも、改めて、おめでとう!と拍手してくれる。
ここはもう、大人しく受け入れようと、真里亜は文哉と一緒に皆に礼を言った。
帰国して最初のキュリアス オンラインミーティング。
最初に皆にお知らせがあるの、と口を開いたカレンが、いきなり声を上げる。
「何?結婚?」
「え、誰の?」
と、画面の向こうで皆はザワザワする。
「マリアとフミヤよ」
カレンが答えると、オーマイガーッ!!と大きな声で皆が叫んだ。
「アベ・マリアが?フミヤと?」
「ああ、フミヤ。なんて君は幸せな男なんだ」
色んな国のモニター画面から次々と声が上がり、真里亜は慌てる。
「ちょっ、カレンさん!まだ結婚してませんってば!」
「あら、そんなの関係ないわよ。結婚するんでしょ?じゃあやっぱり、みんなでお祝いしないと。ね?」
カレンが隣のジョンに顔を向けると、ニコニコと祝福される。
「おめでとう!フミヤ、マリア。このプロジェクトチームからハッピーなニュースが聞けて私も嬉しいよ。というより、君達がまだ結婚していなかったことの方がびっくりしたけどね」
「いえ、ですから。まだ結婚してないんです」
「お祝いは何がいい?何でも言ってくれ」
「いえ、そんな。お気遣いなく」
英語で聞かれているのに、日本語で答えてしまう。
どうやらジョンは、真里亜の返事など気にしていないらしい。
ようやく落ち着いた他の国のメンバーも、改めて、おめでとう!と拍手してくれる。
ここはもう、大人しく受け入れようと、真里亜は文哉と一緒に皆に礼を言った。