恋は秘密のその先に
「それではこれより、AMAGIコーポレーションの方によるビルのセキュリティシステムについての説明会を行います」
キュリアスの担当者に紹介され、文哉が中央に歩み出る。
会議室にはキュリアス ジャパンの社長、副社長、役員、そして警備担当やシステムエンジニア達がズラリと顔を揃えていた。
深々とお辞儀をしてから、文哉はマイクを手に挨拶する。
「AMAGIコーポレーションの天城 文哉と申します。この度は弊社に、このような素晴らしい御社のビルのセキュリティをご用命頂き、心より感謝申し上げます」
ハキハキと、そして堂々と話す文哉を、真里亜は壁際からじっと見つめる。
久しぶりに見る文哉はいつにも増して精悍で、この人がいてくれるなら大丈夫と、真里亜は不思議な安心感に包まれていた。
挨拶を手短に済ませると、早速大型スクリーンを使いながら、ビルのセキュリティシステムについての説明を始める。
3Dや動画を駆使して作られた資料を映し出しながら、それぞれの担当者が詳しく説明していく。
真里亜がキュリアスの面々の反応をそっとうかがっていると、エンジニア達や役員達も時折大きく頷きながら、熱心に耳を傾けていた。
(うん、納得していただけてるみたい)
以上です、と全ての説明を終えると拍手が起こり、真里亜達はホッとして頭を下げた。
その時だった。
キュリアスの担当者に紹介され、文哉が中央に歩み出る。
会議室にはキュリアス ジャパンの社長、副社長、役員、そして警備担当やシステムエンジニア達がズラリと顔を揃えていた。
深々とお辞儀をしてから、文哉はマイクを手に挨拶する。
「AMAGIコーポレーションの天城 文哉と申します。この度は弊社に、このような素晴らしい御社のビルのセキュリティをご用命頂き、心より感謝申し上げます」
ハキハキと、そして堂々と話す文哉を、真里亜は壁際からじっと見つめる。
久しぶりに見る文哉はいつにも増して精悍で、この人がいてくれるなら大丈夫と、真里亜は不思議な安心感に包まれていた。
挨拶を手短に済ませると、早速大型スクリーンを使いながら、ビルのセキュリティシステムについての説明を始める。
3Dや動画を駆使して作られた資料を映し出しながら、それぞれの担当者が詳しく説明していく。
真里亜がキュリアスの面々の反応をそっとうかがっていると、エンジニア達や役員達も時折大きく頷きながら、熱心に耳を傾けていた。
(うん、納得していただけてるみたい)
以上です、と全ての説明を終えると拍手が起こり、真里亜達はホッとして頭を下げた。
その時だった。