不器用な神野くんの一途な溺愛
「一年からずっと同じクラスだから薄々は気づいてたけど……ホント、神野くんって鈍感よね」
「え、上重(カミシゲ)さん気づいてたの?」
副委員長は「上重」って名前かと俺が知った横で、副委員長が冷めた目で兄貴を見ていた。
確か副委員長、兄貴の事が好きなんだよな?
「(そういや兄貴も昔から鈍感だったな……副委員長も苦労しそうだな)」
まるで自分を見ているようで、いたたまれなくて……副委員長から目を背ける。
そして本題に切り込んだ。
「今日の見守り、小野宮とペアだったのは兄貴かよ?」
「え」と驚いたのは副委員長で、兄貴はクスっと笑って答えた。
「そうだよ。俺が斗真を騙して、今日、莉子ちゃんとペアになった」
「何のために?
俺には、
“ 見守り中にキスした罰で、俺は暫く見守りは無しになった”って言ったじゃねーか」
「え、上重(カミシゲ)さん気づいてたの?」
副委員長は「上重」って名前かと俺が知った横で、副委員長が冷めた目で兄貴を見ていた。
確か副委員長、兄貴の事が好きなんだよな?
「(そういや兄貴も昔から鈍感だったな……副委員長も苦労しそうだな)」
まるで自分を見ているようで、いたたまれなくて……副委員長から目を背ける。
そして本題に切り込んだ。
「今日の見守り、小野宮とペアだったのは兄貴かよ?」
「え」と驚いたのは副委員長で、兄貴はクスっと笑って答えた。
「そうだよ。俺が斗真を騙して、今日、莉子ちゃんとペアになった」
「何のために?
俺には、
“ 見守り中にキスした罰で、俺は暫く見守りは無しになった”って言ったじゃねーか」