不器用な神野くんの一途な溺愛
「私が神野くんの事を好きだから弟くんに協力してもらってんのよ!!

なに?それが悪いわけ!?」


「え、えぇっ?」


「小野宮さん小野宮さんって、何なの!?


確かに可愛いわよ!華があるわよ!私じゃ足元にも及ばないわよ!!

でもねぇ、あの子よりも私は神野くんの事を知ってるのよ!


あの子が神野くんの事を知る前から、私は神野くんの事が好きだったんだから!!

これくらいしたっていいでしょ!


この鈍感バカ男!!」



バタンッ



「……」
「……」



あ、あまりの勢いに、圧倒されちまった……。


あの女、全部ぶちまけて出て行っちまったけど、大丈夫なのかよ。

兄貴と同じクラスなんだろ?もう昼休みが終わるぞ?
< 242 / 425 >

この作品をシェア

pagetop