不器用な神野くんの一途な溺愛
え、だって、私が神野くんを好きって……?

神野くんがいつも言ってくれる「好き」が、私の中にもあるってこと……?



「(そんなことって……っ)」



神野くんの事は先生って思ってたはずなのに……

尊敬する人って思ってたはずなのに……。


自分の中で、まだ歯車が噛み合っていないのが分かる。



「初め会った時、なんて……神野くんは、苦手な人って……そう、思ってた、くらいなのに……っ」



その言葉を聞いて、希春先輩は笑った。

< 298 / 425 >

この作品をシェア

pagetop