不器用な神野くんの一途な溺愛
「希春先輩、話を聞いてくれて、ありがとう、ございました……っ」
「ううん、こちらこそ。話せて嬉しかったよ」
「私もです……っ」
ヒラヒラと手を振ってくれる先輩に、私も手を振り返す。
そしてお辞儀をして、廊下に出た。
パタンっ
「……よし」
私は歩き出す。
もう宙ぶらりんの私ではない。
心の中の違和感も、綺麗になくなった。
あとは――
神野くんに会って、私の気持ちをもう一度確かめるだけ。
「ううん、こちらこそ。話せて嬉しかったよ」
「私もです……っ」
ヒラヒラと手を振ってくれる先輩に、私も手を振り返す。
そしてお辞儀をして、廊下に出た。
パタンっ
「……よし」
私は歩き出す。
もう宙ぶらりんの私ではない。
心の中の違和感も、綺麗になくなった。
あとは――
神野くんに会って、私の気持ちをもう一度確かめるだけ。