不器用な神野くんの一途な溺愛
「彼女、案の定、小野宮さんのカバンに手を伸ばして何かをしようとしていたの。だから、言っておいたわ。もしも私の部員に何かすることがあれば、この表を皆に配るからよろしくね、って」
「そしたら?」
「彼女、顔が真っ青になって、もうしません!って逃げていったわ」
「そりゃ、これを見たらねぇ……」
亀井さん用の当番表には、毎日亀井さんの名前が入っていた。
毎朝七時に校門に集合して見守りをしろと言われたら、さすがに小野宮さんからは手を引くかな。
「瞬時にここまでの予想をする斗真も斗真だけど、この資料をすぐ作って教室に持っていく上重さんも上重さんだよね」
「どうせ怖いわよ」
フンと、そっぽを向く上重さん。
そういえば今日、上重さんに怒られながら告白されたんだった……。
「そしたら?」
「彼女、顔が真っ青になって、もうしません!って逃げていったわ」
「そりゃ、これを見たらねぇ……」
亀井さん用の当番表には、毎日亀井さんの名前が入っていた。
毎朝七時に校門に集合して見守りをしろと言われたら、さすがに小野宮さんからは手を引くかな。
「瞬時にここまでの予想をする斗真も斗真だけど、この資料をすぐ作って教室に持っていく上重さんも上重さんだよね」
「どうせ怖いわよ」
フンと、そっぽを向く上重さん。
そういえば今日、上重さんに怒られながら告白されたんだった……。