不器用な神野くんの一途な溺愛
繋がった心
希春先輩と友達になってから、数日が過ぎた。
学校は文化祭の準備で一気に忙しくなり、私もその準備に「一応は」追われている。
一応は……と言った理由は……
「あの〜小野宮さん、この段ボールに色を塗るの、一緒に手伝ってくれないかなあ?」
「わ、私……っ?」
「あ、小野宮さんが忙しかったら、無理にとは言わないからね!」
という感じで、クラスの人が少しずつ私に話しかけてくれているから。
そのおかげで、私も微力ながら文化祭の準備に参加出来てるの。
でも、皆がどこかオドオドしている感じもして……なんだか変な気分……。
その理由を中島くんに聞いたら、