大学生をレンタルしてみた
二日目の16時半には少しずつ片付けの雰囲気が漂う。フィナーレが行われる中央ステージに人が集まり、新たな客はほとんど来ない。
私は薄暗くなった外を通り体育館に回ると、既に片付けで机なり椅子を運んで来てる学生がいた。実行委員の子たちが対応してくれていたが、私が業者から借りた物と校内の物を分別していかないといけない。
17時を過ぎるとあれよあれよと物が運び込まれてきたので、私は指示を出し続ける。確認が出来たものから実行委員の子たちが倉庫に仕舞いに行ってくれるが、彼らも暇じゃないのでいつまでもここにいるわけではない。17時半からのフィナーレが近づく頃にはステージに向かわないといけない。
突然ドアの方からゲラゲラと賑やかな声が聞こえてきた。多分声のボリュームは他の学生と何ら変わらないはずなのに、その雑音の中に彼の声が混じっていると私の鼓膜がドクンと脈を打つような錯覚を覚える。
無意識にドアを見ると、案の定彼らのグループがテーブルや椅子を運んできていた。
「これどこ置けばいいですか」
リーダー格の人が聞いてきたので、私は貸出票に書かれた物と数を確認し、それぞれ奥から詰めるように指示をする。
私は薄暗くなった外を通り体育館に回ると、既に片付けで机なり椅子を運んで来てる学生がいた。実行委員の子たちが対応してくれていたが、私が業者から借りた物と校内の物を分別していかないといけない。
17時を過ぎるとあれよあれよと物が運び込まれてきたので、私は指示を出し続ける。確認が出来たものから実行委員の子たちが倉庫に仕舞いに行ってくれるが、彼らも暇じゃないのでいつまでもここにいるわけではない。17時半からのフィナーレが近づく頃にはステージに向かわないといけない。
突然ドアの方からゲラゲラと賑やかな声が聞こえてきた。多分声のボリュームは他の学生と何ら変わらないはずなのに、その雑音の中に彼の声が混じっていると私の鼓膜がドクンと脈を打つような錯覚を覚える。
無意識にドアを見ると、案の定彼らのグループがテーブルや椅子を運んできていた。
「これどこ置けばいいですか」
リーダー格の人が聞いてきたので、私は貸出票に書かれた物と数を確認し、それぞれ奥から詰めるように指示をする。