大学生をレンタルしてみた
午後の勤務をしていると、早速彼は目の前の自動ドアから入ってきた。後ろに前も見た友達を連れて。お昼当番でいつも窓口対応してる関さんがいないから、仕方なく私が向かう。
「部活とかじゃないんですけど」と口を開いた。
「趣味で体育館って使っていいんですか」
「大丈夫ですよ、最大2時間まで予約できます。こちらの予定表から空いてる時間で取ってください」
私はA3サイズのピンクの紙ファイルをカウンターの上に置いて開く。彼はふうん、といった感じでページをめくる。
「ガラ空きですね、空いてるとこ自由に使えるんですか」
「いいですよ」
私の回答を聞くと、隣の男に「どうする?」と聞く。隣の男がページをめくって今日の予定を見る。
「これここ空いてるってことは今から使えるんですか」
トントンと今の時間帯を指で指している。今は誰も体育館を使ってない状況だ。
「大丈夫ですよ、13時半から2時間でお取りしますか」
私がペンを出して書き込もうとすると、2人は顔を見合わせてから「じゃあお願いします」と言ってきた。
大学生って大人みたいでまだまだ子どもだ。
くだらない質問や要望を出してくる。
「バスケのゴールって勝手に出していいんですか」「ボールってどこにありますか」「卓球台は使っていいですか」
用具室にあるものは自由に使っていいが、ちゃんと戻せって言ったのに。私は一つ一つ丁寧に返すと、2人はやっと納得して鍵を借りて行った。
「部活とかじゃないんですけど」と口を開いた。
「趣味で体育館って使っていいんですか」
「大丈夫ですよ、最大2時間まで予約できます。こちらの予定表から空いてる時間で取ってください」
私はA3サイズのピンクの紙ファイルをカウンターの上に置いて開く。彼はふうん、といった感じでページをめくる。
「ガラ空きですね、空いてるとこ自由に使えるんですか」
「いいですよ」
私の回答を聞くと、隣の男に「どうする?」と聞く。隣の男がページをめくって今日の予定を見る。
「これここ空いてるってことは今から使えるんですか」
トントンと今の時間帯を指で指している。今は誰も体育館を使ってない状況だ。
「大丈夫ですよ、13時半から2時間でお取りしますか」
私がペンを出して書き込もうとすると、2人は顔を見合わせてから「じゃあお願いします」と言ってきた。
大学生って大人みたいでまだまだ子どもだ。
くだらない質問や要望を出してくる。
「バスケのゴールって勝手に出していいんですか」「ボールってどこにありますか」「卓球台は使っていいですか」
用具室にあるものは自由に使っていいが、ちゃんと戻せって言ったのに。私は一つ一つ丁寧に返すと、2人はやっと納得して鍵を借りて行った。