はじめてのエール
8.勇気を出して
「うそっ。しずく、体育祭出るの!?」
わたしの報告に、クラスの友だちはみんなびっくり。
「う、うん。応援くらいだけど。ダメかな?」
迷惑だった? いやな顔されちゃうかな……。
ところが、返ってきた反応は。
「よかったー。しずくも参加できるんだ」
「ホッとしたよ。しずくだけ仲間はずれなんて、納得いかないもん!」
あれ……? みんな喜んでくれてる?
「わたし、ジャマになったりしない?」
まだ自信のないわたしに、
「とんでもない! みんなで参加したほうが楽しいに決まってんじゃん」
「そーだよ。それにもし、しずくをジャマに思うようなヤツがいたら、あたしたち体育祭ボイコットするから」
友だちはキッパリとそう言った。
「ありがとう……」
うれしい。
話す前は、ネガティブな反応しか返ってこないと決めつけてた。
でも、壁を作ってたのはわたしのほうだったみたい。
「一歩ふみ出す前から、悪い結果になるなんて考えるな」
ほんとうに、白鴎先輩の言うとおりだ。
勇気を出してきちんと自分の気持ちを伝えれば、新しい扉が開くこともあるんだね。
わたしの報告に、クラスの友だちはみんなびっくり。
「う、うん。応援くらいだけど。ダメかな?」
迷惑だった? いやな顔されちゃうかな……。
ところが、返ってきた反応は。
「よかったー。しずくも参加できるんだ」
「ホッとしたよ。しずくだけ仲間はずれなんて、納得いかないもん!」
あれ……? みんな喜んでくれてる?
「わたし、ジャマになったりしない?」
まだ自信のないわたしに、
「とんでもない! みんなで参加したほうが楽しいに決まってんじゃん」
「そーだよ。それにもし、しずくをジャマに思うようなヤツがいたら、あたしたち体育祭ボイコットするから」
友だちはキッパリとそう言った。
「ありがとう……」
うれしい。
話す前は、ネガティブな反応しか返ってこないと決めつけてた。
でも、壁を作ってたのはわたしのほうだったみたい。
「一歩ふみ出す前から、悪い結果になるなんて考えるな」
ほんとうに、白鴎先輩の言うとおりだ。
勇気を出してきちんと自分の気持ちを伝えれば、新しい扉が開くこともあるんだね。