嘘つき運命ごっこ
*
火葬場の予約状況の関係でお通夜が次の日にズレ込み、亡くなってから三日目に葬儀は終了した。
参加してくださった参列者の方へのあいさつや、葬儀が終わってもまだ後片付けに追われて、ホッと息をつけるまで、たくさんの時間を有した。
パパ、おばあちゃんとの3人だけになった家で、私たちはぐったりと疲れていた。
「ふたりとも、本当にありがとうね。おじいちゃん、たくさんの人に見送ってもらえて、きっと幸せだったよ」
一番疲れているはずのおばあちゃんは、それでも私たち親子に気をつかってお礼の言葉を口にする。
「頑張るのは当たり前だよ。私たちだって、おじいちゃんのこと大好きなんだから。もちろん、おばあちゃんのことも!」
「そうだよ、俺だって息子なんだからさ」
私とパパが続けて言うと、おばあちゃんはニッコリと笑った。
火葬場の予約状況の関係でお通夜が次の日にズレ込み、亡くなってから三日目に葬儀は終了した。
参加してくださった参列者の方へのあいさつや、葬儀が終わってもまだ後片付けに追われて、ホッと息をつけるまで、たくさんの時間を有した。
パパ、おばあちゃんとの3人だけになった家で、私たちはぐったりと疲れていた。
「ふたりとも、本当にありがとうね。おじいちゃん、たくさんの人に見送ってもらえて、きっと幸せだったよ」
一番疲れているはずのおばあちゃんは、それでも私たち親子に気をつかってお礼の言葉を口にする。
「頑張るのは当たり前だよ。私たちだって、おじいちゃんのこと大好きなんだから。もちろん、おばあちゃんのことも!」
「そうだよ、俺だって息子なんだからさ」
私とパパが続けて言うと、おばあちゃんはニッコリと笑った。