嘘つき運命ごっこ


自宅に到着して、瑞貴に荷物持ちのお礼を言って別れた。

家の鍵をあけ、誰もいない空間に明かりをつける。


まずは、部屋で制服を着替えてから、昨日から乾かしている洗濯物を取り込もう。


あ、学さんに、今日は何時頃に帰ってくるのか、朝のうちに聞いておけばよかった。

この家に越してきてから、通学時間が長くなってしまって、それだけでも大変だろうな。

せめて、出来たての料理を食べて貰えるように、帰宅時間は把握しておきたかったな。
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