野球と彼女の関係
「おっす」
部屋の中から大介がひょ
こっと顔をだした。
「んまごめんな。
彼女さんとのラブラブた
いむ邪魔しちまって。」
ちょっと申し訳なさそう
な顔をしてあやまる。
すると意外なことに真由
ちゃんが会話に入ってき
た。
「全然いーよ。あたしも
だいちゃんと2人で退屈
してたから。」
笑いながらさらっと大介
が傷つくであろうことを
いった。
「真由、それはないやろ」
「本当のことだもん」
「あ、直樹。こいつ俺の
女の真由。」
「知ってる」
また答えたのは真由ちゃん。
「真由ってよんでねー。
直樹ってよんでもいい?」
「あぁ。」
「俺シカト?!」
大介がちょっとすねなが
ら俺を軽くにらむ。