野球と彼女の関係
「やってなやってな!!」
達の目はいつになく輝い
ている。
「真由ちゃんの友達やっ
たら、俺がいてもなんも
問題なくない?笑」
俺と圭太の呆れ顔に磨き
がかかったのはいうまで
もない。
「浮気してまうんちゃん?
俺だけ行くからお前はまっ
とけよ~」
「はぁ?」
「やって、正味、直樹か
ら合コン誘ってくるとか
レアやから、興味あるん
やし。」
「や、俺も興味あるんやし」
「お前はもう女おるから
来る必要性が無い」
「女おっても出会いはほ
しいもんや!!」
「だまれ 芋あたま!」
「はぁ?」
2人の言い争いは止まる
ところを知らない。
しょうがなく、俺も首を
突っ込んでくいとめるこ
とにした。
「もーええから。
結局くるん?こやんの?
はっきリせーよぉ」
「「行く!!」」
きれいに声がはもった。
達と圭太は顔を見合わせ
て、再び喧嘩を始めた。
「麻里ちゃんが悲しむ!!」
「麻里はそんな女じゃない!!」