野球と彼女の関係
再会
それから真由は、猛スピード
で段取りをしてくれて、合コ
ンは、3週間後に決定した。
俺はもうすぐ再会する愛莉に
幻滅されないように、必死で
会話のネタを考えたリ、
大介と二人で、何時間も買い
物に出たリしてあわただしく
準備期間を過ごした。
なぜ、大介まで張リ切ってる
のか正直謎やけど、一緒に行
動してるのは楽しいから、な
にも言わない。
いよいよ合コンを3日後にひか
えた夜、電話がかかってきた。
俺はぱっと携帯をみて、ため息
をついて、そのままもとの位置
に戻した。
その俺の行動をみた大介が、聞いた。
大介は、寮の部屋が一緒やから
大体夜は一緒に居る。
「電話。なんででーへんの?」
「おんなじこと何回もいいたないから」
「真由?」
「おう」
「あいつ、いい奴やねんけどな~…」
「わかってる」
「愛莉ちゃんのことやろ?」
「あぁ。」
「あいつのこと、おこっとる?」
「いや 全然」
「ほんまけ?」
「あぁ」
「んだら、その冷めた態度なんとかせえ!!」
急に大介は寝転がっていた布団
から立ち上がって、怒鳴った。
大介に怒鳴られるのは日常茶飯
事やから、動揺せずにかえす。
「大介には関係ないやろ」
大介が起き上がったのに、寝転
がってるままにもいれず、俺も
起き上がる。
自分でも驚くぐらい、低い声が
でた。