(短編)ありがとうって言いたい☆
「…も〜麻里華はっ!すぐああ言われたらこう言う…だからいつも喧嘩になるのがオチじゃない。少しは素直になりなってー」
あの後―
涼との言い合いを止めに入った朱美によって、あたしは放課後の教室で叱られていた。
いつも、こういう風に朱美には怒られてばかりいる、どうしようもないあたし―
でもね、それはいつもあたしの為なんだよね。
朱美は、いつまでも素直になれないでいるあたしの事を思って、ちゃんと心配して言ってくれてるんだと分かるから―・・・。
これが、あたし達二人の友情なんだと思う。
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