(短編)ありがとうって言いたい☆

ちゃんと言ってくれるって事は､本当に本気で相手の事を思っているからでしょう―？


｢…うん･･。ごめんね、朱美｡でもね？昨日あたし涼に好きって言えたの･･･｣

あたしは、朱美に昨日の出来事を全部打ち明けた｡

朱美は、あたしの突然の告白にびっくりしていたけど、ずっと黙ってウンウンと何度も頷き、あたしの話を最後まで聞いてくれた｡

｢…そっかぁ！良かったね〜麻里華っ｣

話を最後まで聞いた後朱美はそう言って微笑む｡

朱美は、いつも相談に乗っていたあたしの恋が実った事に、まるで自分の事のように喜んでくれた｡



.