(短編)ありがとうって言いたい☆




あたしと朱美は、家のある方向が逆なので、帰りは全く反対になってしまう。


だから、校門の前で別れなきゃいけない。


「…ここでバイバイだねっ麻里華!帰り、気をつけてね!!じゃあね〜また明日♪」


そう言って手を振り、背中を向け去って行こうとする朱美。


「…う、うん・・バイバイー朱美」


あたしも、それだけ言って帰ろうと、足を一歩踏み出した。





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