(短編)ありがとうって言いたい☆

｢おはよー朱美っ！今日から高校生活始まるね〜新しい友達できるかなぁ？｣

あたしは、期待と不安が入り混じった表情で朱美に聞いた。

｢できるよー麻里華なら！すぐに友達できるって〜♪｣

朱美はそんなあたしの不安を打ち消すように明るく言う。

あたしは、朱美にニッコリ笑って頷いた。

｢そうだよね―！あ〜高校生活楽しみっ♪♪｣

｢うん、そうだね〜！青春なんてまだこれからだもんね♪…よしっ、学校まで競争しよ！｣

朱美はそう言って一人走って行く。

｢あっ、待ってよー！｣

あたしも負けじと朱美の後を追い掛け、倣って走った｡




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