図書室の姫
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「……はい…失礼しました」
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「岬〜終わった?」
「あれ?ヒロ、カラオケ行かなかったのかよ。
お前にしちゃ、めずらしいじゃん」
「岬がいないんじゃつまらないっつーの!」
「そらどーも」
ヒロはいわいる女好き。
俺とは逆だな。
でもわりと友達思いのいいヤツだ。
本人には絶対言ってやらないけどな。
「わりぃ岬。俺このあと用事あるんだ…じゃ!」
「おぅ!じゃーな」
どうしよっかな…
パスつったけど暇だな。
中学の時は部活、一直線だったしな…
俺はそんなことを思いながぶらぶら校舎内を歩いていた。