図書室の姫

──神埼浩





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その日の夜は風呂に入ってすぐ寝た…


鏡で自分の顔を見たら、とてもじゃないけど他人に見せられるモノじゃなかったから…





「朝には直ってるよなぁ…?」






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〜〜〜


「ん…」



ケータイのアラーム音で目が覚めた。


のそのそとベッドから起き上がると、洗面台に向かった。

昨日の顔が直ってるか確認しなくちゃいけなかったから…



「良かった…」

昨日のことはもろともしないくらい、いたって普通の俺が鏡に映っていた。




その後いつも通りに支度をして家を出た…







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