図書室の姫


チラ


チラ





なんか女子に見られてる?…嬉しくねぇ。


「岬クンって案外…天然なの?」

「はっ?何で?」

「あぁ〜マイちゃんライバル増えるぞ〜!」

「…?」

すまん。話が掴めないのは俺だけか?

「岬なに頭に、はてな着けてんだよ。

いいか!お前は気付かなすぎ。

お前は多分この学校で一番モテる!
だから
俺としては、すっご〜く悔しいわけ」


「どーでもいい…」

くだらね。何でそんなこと言うんだよ。モテても嬉しくないし、逆に最悪じゃねぇか…

「てか…お前いつまでマイちゃんの手握ってんだよ!」

「あっ悪い…」

相変わらず園見は顔を真っ赤にしていた。




────────…
──────…


この時から地獄の日々が始まっていった…








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