図書室の姫



俺達はその後、普通に授業を受けた。



────放課後


「岬このあと空いてる?」

「空いてないっつたら?」

本当は…俺は図書室に行きたい。

久野充美が気になっている自分に気が付いたんだ。


でもこれが何なのかはわからない。



どうして気になっているのかが…




「岬クンも一緒にカラオケ行こうよ!」


「ゴメン…」


そう言うと俺は
また彼女に会えるの出はないか、と根拠のないことを思いながら図書室に向かった。




───────…


途中で声をかけられた。



「あのッ」





< 31 / 65 >

この作品をシェア

pagetop