図書室の姫
俺達はその後、普通に授業を受けた。
────放課後
「岬このあと空いてる?」
「空いてないっつたら?」
本当は…俺は図書室に行きたい。
久野充美が気になっている自分に気が付いたんだ。
でもこれが何なのかはわからない。
どうして気になっているのかが…
「岬クンも一緒にカラオケ行こうよ!」
「ゴメン…」
そう言うと俺は
また彼女に会えるの出はないか、と根拠のないことを思いながら図書室に向かった。
───────…
途中で声をかけられた。
「あのッ」