図書室の姫




すぅ〜


「「「天然…」」」


なっ何も、3人合わせて言わなくてもいいじゃないか…



俺がひきつった顔をしていると、


「さぁ〜て、カラオケ、カラオケ!」

「そうだね、行こっか!」


園見とヒロが手を繋いで先に歩いていった…

「いつから、そんな関係なんだ?」



知らなかった…

あの!
女好きのヒロが一人に恋をするなんて…びっくりだな。


「…行こ?」


久野が俺の制服の袖を引っ張った。



ドキッ



か…かわいい



はっ…か、かわいいだと!?俺どうかしたのか?

そもそも、かわいいってなんだ!


あぁなんかワケわかんなくなってきた…考えるの止め!



「そうだな…おいていかれる」



久野と俺は2人を追いかけ学校を出た。





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