涙が頬を伝っていく…

拭いても、拭いても

溢れてくる涙は

とどまることを知らない…

裕…あたしって要らないのかな?

裕にとって、彩華って人は

そんなに大事な存在なの?

あたしの心のなかはそのことで

いっぱいだった。

ただただ……

夜の街を1人で歩いたんだ。

忘れたかった。

裕のこと………



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