「友梨亜…?」

「何?」

「俺さ~…大学決まったんだよね。」

「本当に!?」

「うん……」

「よかったじゃん!」

裕は、ずっと下を見ていた。

「何?嬉しくないの…?」

「…う…なんだ。」

「え?なんつった?」

「だから!東京なんだよ!!」

「東…京…?」

「ああ……」

あたしたちが住んでるとこは大阪。

東京は…遠すぎるよ。

「そっか…でも、よかったじゃん!」

「うん。」

「医学部やっと、受かったんでしょ?」

「ああ…」

「じゃーいいじゃん!」





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