この日…これからどんなことがあっても

絶対泣かないと誓った。

裕にもしもの事があったとしても…

「おはよう。」

「ん…おはよう。」

あたしは、笑顔で雅也君を起こした。

「裕も、おはよう。」

まだ、目を覚まさない裕にも声をかけた。

「あたし、なんか買ってくるね。」

「あ・ありがとう。」

あたしは、裕を支える。

一生、裕といる。

ねえ…裕?

あたしだけ幸せになれとか言わないでよ。

あたしにとって、幸せは…

裕といることなんだから……。

< 46 / 55 >

この作品をシェア

pagetop