裕は落ち着いたみたいで、

そのあとは普通に空を見ていた。

「俺にもしものことがあったら…気にせず、他のやつと幸せになれよ。」

「…裕。」

「分かった?」

「分かんない。」

「え?」

「裕以外となんて幸せになれないよ。」

「友梨亜。 でもさ…」

「あたしは、裕と幸せになるの。」

裕は、黙ってあたしの手を握った。

「そうだな。」

「うん。」

あたしたち…

2人で幸せになれるよね。
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