その日を境に、あたしたちは付き合うことにした。

先輩を忘れるためでもあった。

でも、本気で裕を愛していた。

裕の存在が愛おしい。

そう…思えたんだ。

「友梨亜…俺…」

「ん?」

「好きだよ。 友梨亜のこと。」

「ふふ~ん。 知ってる♥」

この頃は、バカみたいに仲が良かった。

大好きで、大好きで

何でも許せた。

ずっと、一緒にいたいと思った。

でもいつからだろう……

こんな風に思い始めたのは…

「裕…距離を置こう?」
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