甘の弱な君が好き【完】
夏とライバルと告白
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「みんな着いたよー」
関目さんの一声で、みんな一斉に車から降りる
目の前一面に地平線が広がる海。
照りつける太陽が眩しい
「海だーー!」
隣で気持ちよさそうに両手を広げて空を仰ぐ樟葉さん。
私たちは無事テストで欠点も取らず夏休みに突入した。
特に英語が危うかった北浜さんと樟葉さんもいい点数が取れたみたいで、お礼の代わりに一泊二日で北浜さんの家が持っている別荘にお邪魔することに。
お誘いの連絡があったのは1週間前
moreは夏休み忙しいらしいんだけど、毎年連休を絶対みんなで取っているらしく、北浜さんの別荘に来ることが恒例なんだとか。
それで今回はmoreの皆と、私、黄子ちゃんの5人で都心から離れた別荘へ来た。
青くんも誘ったんだけど、絶賛ドラマの撮影があって来れなかった。