甘の弱な君が好き【完】
屋上のベンチ座り、目の前のテーブルには少し豪華なお弁当達
「藍ちゃん、ハッピーバースデー!」
隣にいる黄子ちゃんが胸元で小さく拍手して笑顔でそう言ってくれる
そう、今日は私の誕生日
この色とりどりのお弁当は黄子ちゃんが作ってくれたんだ。
もう17歳になっちゃった。
「うわっ、ありがとう!!」
きれいにラッピングされたプレゼントを手渡してくれた。開けてみるとずっとほしいって言っていた、少しお高めのコスメだった。
さすが黄子ちゃん、私の話したこと全部覚えてくれてるんだね。
さっそく作ってきてくれたお弁当を2人で食べ進める。
「美味しい!」
「ほんと?よかった!」
黄子ちゃんは優しくて、料理まで出来るんだから完璧女子だよね。
どうして彼氏がいないのか謎だよ。