甘の弱な君が好き【完】

次の日の放課後



黄子ちゃんを連れて茜色の夕日がさす応用室の扉を開ける



「やっほー」



芸能コースのほうが早く終わっていたみたいで、北浜さんと樟葉さんはもう来ていた



「はははは初めまして…」



本物の2人を目の前に、私が見たことがないほど緊張している黄子ちゃん



昨日このことを伝えた時からずっと、緊張してる様子だった。


「ふははっ、すごい緊張してるね〜」


樟葉さんの笑顔にノックアウト


き、黄子ちゃん大丈夫?


借りて来た猫状態になってる黄子ちゃん



「あー、もう私死ぬのかな……」



なんて小さな声が隣から聞こえた。


黄子ちゃんは勉強どころじゃないかもね…



さっそく始まった勉強会
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