甘の弱な君が好き【完】

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<北浜橙真        ☎︎ ≡
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          北浜さんの近くに
       パパラッチの人がいます
  16:52 今日はやめておきましょう!


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それだけ送って、怖くなった私はすぐにその場を離れた。


きっと北浜さんだってすぐ通知に気づいて、その場を離れるに決まってるよね。



どうしようかな…もう帰ろうかな。




「藍先輩!」



歩いていると聞こえて来た声に振り返ると、赤色の髪色をした人がブンブンと手を振っていた。


ん?誰だろう。



「え、せ、青くん!?どうしたのその髪!!」




「カツラっす!」


無邪気に微笑んで、赤髪のカツラを外す




「なんだ…びっくりした。突然非行に走ったのかと思ったよ」


芸能コースは髪色自由らしいけど、その色はちょっとびっくりだよ。
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