夜華の先に
元々4人で住んでいた広い一軒家。


そんな明るい家が暗くなったのは私が1人になってから。


でも、今は楓夜が私の家にいる。

いつ、私に襲ってくるかなんてわからないからと言うことで、私の家にいることになった楓夜。

私は、心配しすぎではと思ってしまう…



そんな楓夜は八神楓夜と言うらしい。

初めて苗字を聞いた時びっくりしてしまった。

だって、クラスでも噂が絶えない【悪魔が住む街】をまとめていると言われている【八神】て人と同じだったから。

楓夜に聞いたところ、それは楓夜のお父さん
で、楓夜も25歳になったら受け継ぐ見たい。

そんな楓夜は今日、お父さんに呼び出されて実家の方に帰っているため、私の家に帰ってくるのは遅くなるよう。

だから、

今日の夜ご飯担当は私。


お母さんに買ってもらった黄色のひまわりの刺繍が胸元に描いてあるエプロンを着て台所に立っていた。


今日の夜ご飯はシュウマイ。

自分だけの時だと皮が余って大変だったけど、楓夜が結構食べてくれるからそんなことはない。

お母さんとお父さんの分と、自分のお弁当の分だけ取り分けて、お皿にラップをかけた。
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