夜華の先に
楓夜まだかな…


時計は夜の8時を回っていた。


先にお風呂にでも入っちゃおと思い、エプロンを椅子にかけ、パジャマを持って洗面所に向かった。



お風呂が終わり、洗面所から出ると、ガチャと鍵の開ける音がした。


「楓夜?」

と言いながら、玄関の方に走った。

今までは家に1人でいることは何も対抗がなかったのに、今は楓夜がいないと、少し変な感じがする。

「おう、ただいま、、髪の毛乾かしてないのか?」

「あ、うん今出たばっかで、」

「早く乾かせ、それとも、乾かしてやろうか?」

なんて、言いながら靴を脱いで私の前に来る楓夜。

「……だいじょうぶ!」


すると、私の頭を私の肩にかけていたタオルで拭いた。

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