夜華の先に
楓華はそんなことは知らないから、普通のように、俺たちを遊びに誘うけど、母親と父親が上手いようになかったことにする。



そして、母親も父親も気づいたのだ。

別にこいつら2人はいらない。

お金がかかるだけ。と、

俺は勝手にそう思っていたけど、無視をされる以外に特に何かされることもなく中学校に上がった。



中学一年生になると、俺はサッカー部に、実は俺とは正反対の性格で、運動なんかよりも、勉強の方が得意だったため、部活には入っていなかった。

実は、周りに流されたりと、気が弱かったりする。


ある日の夜、みんな寝静まった家で、実がいないことに気づいた。


前まで大きいベットで4人で寝ていたはずなのに、今では実と俺だけは別々の部屋にされた。


でも、中学生に入った頃から1人部屋にあこがれていたから、実と一緒なのが気に食わなかったのは確かだった。

実はトイレに行ったのかとその日はあまり気にしていなかった。


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