夜華の先に
っ!!

「言ったらどうなるかわかるよね」


怖かった。

悪魔だと思った。



話が通じない、そう思ったから、実の手を引っ張って、部屋から出た。


自分たちにの、部屋に戻った時には、実の涙も俺の涙も引っ込んでいた。


「な、なんで、言わなかったっ」

おれは実にそう話しかけた。

「言ったから、何かしてくれたのか?」


…っ!

そう言っている、実の目は冷たくて諦めているような目だった。

それ以降何て言ったらいいのかわからなくて、2人してベットに入った。



その日から、実と特に話すことはなかった。

俺たちが中学3年生になって、楓華が小学校二年生になった時。


俺は「俺、ここの高校受ける。」

そう、夕飯の時に言った。


俺が言った高校は今住んでいるところからとても、遠いい場所にあった。

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