夜華の先に
そして、なんとなく、大学に進学。

高校の近くの大学のため、大学の近くのアパートを借りて暮らしていた。

あの家の状況なんて、さっぱり知らなかった。


でも、22歳になった俺の元に一本の電話が届いた。


『もしもし、警察のものなんですが、白石楓さんでお間違えないでしょうか…』


びっくりした。

警察からなんて、かかってくることなんて相当ないから心臓が止まるかと思ったし、ふざけた電話かとも思った。

でも、警察の言っていることを聞いて、本当なんだと思った。


『昨日の夜11時に白石実さんが白石綾華（あやか）さんと、白石真司（しんじ）さんを殺害しました。』


このことは、すぐにニュースになっていた。


ニュースには、実が警察に連れて行かれる動画が写っていた。


俺のせいだ。

そう思った。あの時助けてやれば実は…こんなことをしなくてもよかったのではないか。

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