年下彼氏は糖度が高め
じわりと頬が熱くなるのを感じながら、小さな声で本音をこぼす。
普段なら言えない恥ずかしいセリフも、東都の不安をかき消すためなら頑張って伝えようと思えるから。
「…東都だけじゃないよ。だから、ちゃんとSHR行ってきて」
柔らかいくせ毛を一瞬だけ撫でて、すぐに手を引っ込める。
すると、東都は満足げに微笑んでから聞いてきた。
「…昼休み、迎えに来ちゃダメ?一緒に食べたいんだけど」
…そんなふうに聞かれたら、ダメなんて言えないじゃん。
「…ダメ、じゃない」
そう言った時の、嬉しそうな顔たるや。
「ん、ありがと。約束ね」
東都は顔をほころばせ、自分の教室へと戻っていった。
「…っ、可愛いのはどっちだと思ってるの」
あんな約束1つで嬉しそうに笑う東都が、可愛くて仕方ない。
「なんで付き合ってるんだろう」と疑問に思ったとしても、それを上回るくらいに東都が好きだという気持ちで満たされてしまう。
…こんなこと言ったらすぐ調子に乗るから、あいつには絶対内緒だ。