ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
でも今は、秘めていた部分が露わになっていてちょっと嬉しい。彼のことを、もっともっと知りたいから。
「とりあえず、私の家に行きましょう」
「ああ……ありがとう」
ひとまず休んだほうがいいだろうと、この通りから歩いて五分ほどの自分のアパートへ向かうことにした。
しかし、なんとか部屋に着いて中へ入った瞬間にはたと気づいた。これは危うい状況じゃないかと。ナチュラルに誘ってしまったけれど、男性とふたりきりになることに慣れていない私は急にドキドキし始める。
いやいや、介抱するだけだから……! 両想いになったとはいえ、そんなにすぐにどうこうなるわけではないでしょう。
自分に言い聞かせ、浮かんでしまう妄想を掻き消す。御鏡さんが入ると一気に狭く感じるこの部屋には、ソファがないのでシングルベッドに座ってもらった。
ああ、いろいろ出しっぱなしの部屋を見られてしまった……。まさか来るとは思わなかったから。
今度からいつ来られてもいいようにしておこうと誓い、彼に問いかける。
「大丈夫ですか? 気持ち悪かったりしません?」
「平気……」
「今、お水持ってきますからね」
ぽわんとしているレアな御鏡さんが可愛くて、クスッと笑ってキッチンへ向かおうとした──その時。
「とりあえず、私の家に行きましょう」
「ああ……ありがとう」
ひとまず休んだほうがいいだろうと、この通りから歩いて五分ほどの自分のアパートへ向かうことにした。
しかし、なんとか部屋に着いて中へ入った瞬間にはたと気づいた。これは危うい状況じゃないかと。ナチュラルに誘ってしまったけれど、男性とふたりきりになることに慣れていない私は急にドキドキし始める。
いやいや、介抱するだけだから……! 両想いになったとはいえ、そんなにすぐにどうこうなるわけではないでしょう。
自分に言い聞かせ、浮かんでしまう妄想を掻き消す。御鏡さんが入ると一気に狭く感じるこの部屋には、ソファがないのでシングルベッドに座ってもらった。
ああ、いろいろ出しっぱなしの部屋を見られてしまった……。まさか来るとは思わなかったから。
今度からいつ来られてもいいようにしておこうと誓い、彼に問いかける。
「大丈夫ですか? 気持ち悪かったりしません?」
「平気……」
「今、お水持ってきますからね」
ぽわんとしているレアな御鏡さんが可愛くて、クスッと笑ってキッチンへ向かおうとした──その時。