好きな人と暮らす初めての日
不思議に思っていると、テーブルを挟み向かい側に座るノアムさんがくすくすと笑う。
何かおかしなことでもあっただろうか。
「何笑ってるんですか」
彼も同じことを思ったようで、そう尋ねていた。
「いや、すまない。本当に仲が良いんだと微笑ましく思ってな」
彼とノアムさんは会話を続けているけど、私は他の人から見ても、私とリュカは仲良く見えているということに嬉しく感じていた。
私が嬉しそうにしているのに気づいた彼が声をかけてくる。
「リーベなんだか嬉しそうだね」
「私とリュカは仲良しだもんね」
「……っ。そうだね、仲良しだ」
彼が何か耐えるように一瞬息を呑むが、すぐに表情を嬉しそうなものに変える。
そして手を繋いでくる。
“仲良し”と言ってくれたのも、手を繋いでくれたのも嬉しくて、私も手を握り返す。
その後は三人で話に花を咲かし、気づけばお昼になっていた。
その頃にはすっかりノアムさんに対して怖いなんて思わなくなっていた。
何かおかしなことでもあっただろうか。
「何笑ってるんですか」
彼も同じことを思ったようで、そう尋ねていた。
「いや、すまない。本当に仲が良いんだと微笑ましく思ってな」
彼とノアムさんは会話を続けているけど、私は他の人から見ても、私とリュカは仲良く見えているということに嬉しく感じていた。
私が嬉しそうにしているのに気づいた彼が声をかけてくる。
「リーベなんだか嬉しそうだね」
「私とリュカは仲良しだもんね」
「……っ。そうだね、仲良しだ」
彼が何か耐えるように一瞬息を呑むが、すぐに表情を嬉しそうなものに変える。
そして手を繋いでくる。
“仲良し”と言ってくれたのも、手を繋いでくれたのも嬉しくて、私も手を握り返す。
その後は三人で話に花を咲かし、気づけばお昼になっていた。
その頃にはすっかりノアムさんに対して怖いなんて思わなくなっていた。