あんなことがなければ私たちは違ってたのかな
「よ。おはよ!」

『おはよ〜』

翔が登校してきて私たちに挨拶してきたから私たちも返した。

「お!翔!おはよう」

「おはよう」

「今日昼飯どうする?」

「俺は売店でなんか買おうかなって思ってるんだけど...」

「俺はどっちでもいいぜ?」

「じゃ、陽向にあわせて売店にするか。」

「おう」

「あんたたちよく朝からお昼ごはんの話しなんてできるわね〜」

「売店のカツサンドがすぐ売りきれるから昼になってからじゃ遅いんだよ。」

「ふぅ〜ん。私たちにはよく分かんないや。」

「お前らは弁当だもんな」

「うん」







キーンコーンカーンコーン〜

「よし!陽向、せいや行くぞ!」

3人はチャイムが鳴った直後財布を握りしめて教室を出ていった。

(以外と天宮って子供っぽいところもあるんだな〜)

なんて思っていた。

「ほんとガキねぇ〜。」

「絶対そんな慌てなくても間に合うでしょ」

なんて2人から言われていた。

「しょうがないよ。カツサンドが命なんだって」

私は冗談半分で言ったら2人も冗談半分で「だったらしょうがないね。」って言った。

私たちは机をくっつけてお弁当を食べ始めた。
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